出生前診断を受けて思ったこと | 超音波検査で異常の可能性が見つかり、絨毛検査へ・・・

出生前診断を受けて思ったこと

妊娠中ってママはお腹の赤ちゃんの存在や成長を感じてとても幸せな気持ちになるものですが、同時に赤ちゃんがちゃんと育っているか?何も問題はないかなど、不安や心配も大きいものだと思います。
私もそうでした。私は結婚後2年半してようやく授かった待望の赤ちゃんだったのですが、妊娠時は34歳・出産時は35歳という年齢でした。いわゆる高齢出産に入ります。(妊娠時が35歳とする説もあるようですが。)
ですので、赤ちゃんを産むのはNICU併設の大きな病院にしようと思っていたり、より万全の体制で臨む気ではいました。
もともと主人とは妊娠前に出生前診断について少しだけ話し合ったことがありました。しかし正直その時はあまり知識はなく「そういうものもあるらしい」くらいの認識でしたね。そしてどこの病院でも受けられる簡単なものだと思っていたのです。
妊娠10週目位の頃に妊婦健診を受けた際に、何か異常を指摘された訳ではなかったのですが「出生前診断を受けたいのですが」と先生に伝えました。するとこの病院ではやっていない事、近くに有名な専門のクリニックがある事を教えて下さり、初期の検査は12週には受けなくてはならないので早めに予約を取るように言われました。
後で知りましたが、中には出生前診断に良い顔をしない産婦人科の先生もおられるようなので、クリニックを教えて頂けた私はラッキーだったのだと思います。検査をできるクリニックは数少ない為非常に混雑しますが、ギリギリで予約が取れたのも運が良かったです。とりあえず受けられるようになったので、どちらかというと軽い気持ちで私達は専門のクリニックに向かったのでした。

①出生前検査の種類

出生前診断にはいくつか種類があります。
羊水検査、絨毛検査、母体血清マーカー検査(クアトロテスト)、新型出生前検査(NITP)、超音波検査と大まかにはこの5つに分かれます。
このうち羊水検査と絨毛検査は確定検査と呼ばれるもので、この場合はほぼ間違いはないそうです。しかし、お腹に針を刺す検査で流産のリスクも少しあるらしく、できる週数も限られています。おそらく何の所見もなしにこの検査に進む事はまずないと思われます。
母体血清マーカー検査は母親の血液を採り、その中に混じる胎児の細胞から染色体異常の確率を割り出すものですが、こちらは確定診断ではない為間違っている可能性もあります。
新型出生前検査も母体血清マーカー検査と同じように母親の血液を採り検査するものですが、こちらも確定診断ではなく間違っている事もあるそうです。
そして超音波検査ですが、これはその名の通りエコーで胎児の状態を見て、その成長具合などから染色体異常の可能性を割り出す方法です。エコー検査は妊婦健診でも毎回ありますが、専門のクリニックでは高度な機械を使い、特別なライセンスを持った医師がより詳しく診ていくところに違いがあります。
私が行ったクリニックは日本でもトップクラスの有名なクリニックでした。ここではまず超音波検査を受けてから、その後追加検査を受けるかどうかを決めるという流れでした。軽い気持ちで行き、何も問題ないと言われて帰りに楽しくランチにでも行って帰ってるであろう事を想像していた私の考えはここで覆される事になります。

②超音波検査を受けて

クリニックはとても綺麗で高級感あふれる作りでした。まず検尿・採血・血圧測定・体重測定を済ませてからエコー室に入ります。そこにはふかふかの診察台があって、目の前にはエコー画像が見られるとても大きなモニター画面がかかっており、4Dエコーでこんなに鮮明に赤ちゃんの姿を見たのは初めてでしたので思わず感動してしまいました。
赤ちゃんが寝てしまってなかなか見たい位置が見られなかったのでしばらくの間スタッフの方と雑談をしながら赤ちゃんが体勢を変える待っていました。この時はまだ何も深くは考えず、鮮明に赤ちゃんを見て幸せな気持ちでいました。
ようやく赤ちゃんの体勢が良くなったので先生の登場です。いかにもキャリアウーマン風のキリッとした女医さんでした。さっきまで雑談をしていた診察室は一気に真剣な雰囲気になり、先生が次々と赤ちゃんの様子をチェックしていきます。鼻骨の高さや耳の付け根等細かくチェックし数値を測定しておりました。専門用語もあり何を言っているのかはよくわかりませんでしたが、一気に緊迫した雰囲気になりドキドキしました。全ての項目のチェックが終わったところで先生は出ていかれ、その後別室でカウンセラーの方からの説明がありました。

③検査の結果に驚愕

この検査では鼻骨の形成、四肢の短縮、首の後ろの浮腫み、三尖弁の逆流等をチェックし、そこに妊婦の年齢を考慮して出した計算式で染色体異常の可能性が弾き出されるそうです。私の場合は首の浮腫みはギリギリのラインで、その他鼻骨の高さと三尖弁の逆流が引っかかってしまい、出された結果は21トリソミーが4分の1、18トリソミーが48分の1、13トリソミーが189分の1というとても高いものでした。
主人と来ていましたがお互いさっきまでの笑顔はなくなり、思わず言葉をなくしました。この時はまだこの検査の仕組みを知らなかったので、普段の妊婦健診では何も指摘されていないのにどうして?とか、悪阻で食べられなかったから母親の栄養状態が悪くて影響してるんじゃないのか?とかとにかく沢山質問してしまい、一つ一つ説明を受けましたが正直あまり頭に入って来ませんでした。
確定検査ではないので、その頃受けられる確定検査の絨毛検査を勧められましたが、流産のリスクもあると聞いていたので当初はそれを受けるつもりはなかった為戸惑いました。母体血清マーカー検査を受ける事はできないのかと聞きましたが、それも非確定検査な上に超音波検査で高い数値が出てしまっているので、そこに私の年齢を加味すると余計に確立が上がるだけだと説明されました。
本当に悩みましたが、そのまま帰ってもずっとその事ばかり考えてしまうだろうと思った為、結局その日の昼から絨毛検査を受ける事にしたのでした。

④絨毛検査

検査はお昼を過ぎてからだったので、それまでに食事をとってできるだけ尿を溜めておくようにと言われましたが、検査結果がショックすぎたのと精神的なダメージが大きかったせいか気分悪くなり、マトモに食事は取れませんでした。
そしてとうとう絨毛検査の時間がやってきました。ここの先生はとても腕が良いので、絨毛検査のリスクも通常より下がると聞いて少し安心しました。消毒をして麻酔の注射をした後針を刺します。私は心の中でお腹の赤ちゃんに「苦しくないかな?ごめんね。」と話しかけていました。先生は最後に採った絨毛の液が入った容器を見せて下さいました。
検査の後、しばらく横になって休ませてもらっていましたが、だんだんとお腹が痛くなってきてしまいました。不安に感じましたが、スタッフさんがエコーで確認をして下さり大丈夫だというので少ししてから帰る事になりました。ちなみにこの日のお会計は26万円ほどでした。

⑤検査結果が出るまで

一週間後に検査結果が出るとの事でしたがもう不安で不安でたまらなかったですね。何か異常があったらという恐怖に加えて絨毛検査をした事による影響がないかどうかも心配でした。何をしても元気が出なくて浮かない気持ちでした。そしてひたすらネット検索をしまくっていました。
そこで初めて知ったのですが、私は染色体異常があれば必ず妊婦健診で何かしら所見が見つかると思っていたのですがそうでもなく、生まれてから異常があった事に気づくというケースはとても多いそうです。そして先天性異常=染色体異常という訳ではないので、これをクリアしても何か問題がある事もあるという事も…。無知だった故に考えた事のなかった不安が一気に襲ってきました。そして出生前診断は軽はずみに受けるものじゃないと言われている理由がわかりました。
この待っている一週間はとても長く感じ、気持ちの問題なのか収まっていたつわりがまた復活し食欲がなくなりまた痩せてしまいました。余談ですが、この期間に私の誕生日があったのですがお祝いどころじゃなかったですね。

⑥そして検査結果

ようやく来た検査結果の日、ものすごい緊張感と共にクリニックに向かいました。そして部屋で待っていると笑顔で先生が現れて結果は全て陰性だったと告げました。
一気に力が抜けた瞬間でした。主人も涙目になっており、かなり緊張していたようでした。先生は続けて「全ての染色体に異常を認めませんでした。超音波検査で所見が見られたところについては、おそらくこの子はゆっくり成長する子という事なのでしょう。」と言いました。
帰り道で、私は子供を持つに事に対する大きな覚悟を痛感していました。妊娠するまでは妊娠したい気持ちで必死になっていましたが、妊娠できればそれで安心な訳ではなくまだまだこれから沢山の壁を乗り越えていかなければならない事も初めて知りました。

⑦最後に思うこと

親になる覚悟が問われるような出生前診断で、今でもこの時の事を思うと緊張感が走る思いなのですが私は結果的には受けて良かったと思っています。
この検査を受けておいたお陰で、私はその後の妊婦生活は割と不安なく過ごせた気がします。赤ちゃんの異常は染色体異常だけではありませんが、この安心感を買えたのは大きかったです。
また、もし異常が見つかった場合は大きな病院に転院したりという対応もできます。何かと賛否両論のある出生前診断で現在は受けられるクリニックもとても少なく限られておりますが、個人的にはもう少し受けやすいようになっても良いのではないかと思っています。

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