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体を温める飲み物と温めない飲み物の違いとは?一番ポカポカにしてくれるのは!?

<体が温まる飲み物って何?温まらない飲み物とは?その秘密に迫ります>

冬になると温かい飲み物は必須ですね。特に、寒い時にはできるだけ温かさが持続する飲み物を選びたくなります。
一般的に良く言われる、生姜湯、ココアの他、最近では甘酒も体を温める飲み物として知られるようになってきました。

その他、緑茶、紅茶、コーヒーなども体を温めたい時に思い浮かぶ飲み物です。これら飲み物の中で、一番体が温まる
飲み物はどの飲み物なのでしょうか?逆に効果が期待できない飲み物はあるのでしょうか?

<温まる飲み物って何?温まらない飲み物とは?>

体を温めるといった場合、二つの考え方があります。

一つ目の考え方として「いかに早く体が温まるか」
二つ目の考え方として「いかに温まった状態を持続し続けることができるか」

この2点となります。

「いかに早く体が温まるか」、この点で最も優れているのは生姜湯、甘酒です。一方、「いかに温まった状態を持続し続ける
ことができるか」、この点で最も優れているのはココアとなります。逆に、温まろうと思って飲んでもそれほど効果が出ない
飲み物は、コーヒー、緑茶です。

同じ温かい飲み物のはずなのに、なぜ差がついてしまうのでしょうか?

<温まる飲み物と温まらない飲み物、その違いとは?>

温まる飲み物と効果が無い飲み物、この違いは飲み物に含まれている成分の違いにあると言えます。

即効性の高い生姜湯、甘酒について見てみると、生姜湯にはショウガオールという成分、甘酒には麹菌という成分が含まれて
います。それぞれ働きは違いますが、体温を上げる、という点においては同じ結果を得ることができます。

ショウガオールは、生姜に含まれる辛味成分です。同じ辛味成分としてカプサイシンがあります。カプサイシンと聞いてピンと
くる方もいらっしゃるとは思いますが、血管拡張作用があり血流を良くする働きがあります。このため、体が温まります。

一方の麹菌、これは麹に含まれる化合物です。ご存じの通り、麹は米を発酵させたものとなりますので、米に含まれている糖分を
そのまま保持していることになります。糖分は体の中でエネルギーに変換されますので、熱を発することになるわけです。

しかも、両者とも即効性が高く、飲んだ後数分で体温が上昇します。ただし、即効性が高い分体温の低下も早く、持続性に欠けて
しまいます。その点、ココアは持続性が高い飲み物であると言えます。ココアが優れている点については後ほどご説明いたします。

一方で、温まるつもりで飲んだもののあまり効果が無い飲み物があります。それが、コーヒーと緑茶です。この二つの飲み物に共通
している点、それは、両者ともにカフェインを含んでいる点です。カフェインには交感神経を刺激する作用があることは良く知られ
ています。交感神経が刺激されると末梢神経が収縮するために血流が悪くなります。そのため、他の飲み物と比べるとあまり温まっ
た感じがしません。

ただし、カフェインには体脂肪を燃焼させる働きもあるため一概にカフェインには体を温める効果が無い、と決めつけてしまうこと
はできません。

ちなみに、同じカフェインを含む緑茶よりも紅茶の方がより温まりやすいのには理由があります。紅茶にはテアフラビンと呼ばれる
ポリフェノールが入っているからです。緑茶も紅茶も同じ茶葉を使用していますが、緑茶の場合は発酵させる前に火で炒るためテア
フラビンは生成されません。一方、紅茶は茶葉を発酵させるためこの過程でテアフラビンが生成されます。ポリフェノールには血行
促進作用があるため、紅茶を飲む方が緑茶を飲むよりも体が温まるというわけです。

<持続性の高いココアの秘密とは?>

体温を持続的に高くしてくれる飲み物、ココアについてその秘密をご説明します。

ココアの中でも体温維持に重要な役割を果たすのはカカオポリフェノールとテオブロミンと呼ばれる成分だと言われています。
カカオポリフェノールは名前の通りポリフェノールの一種です。ポリフェノールの血管拡張作用にについてはご存じの通りです。
これに加えて、テオブロミンが重要な役割を果たしています。テオブロミンは植物中に存在する塩基性化合物の一つで、特にカカオの
外皮に多く含まれています。テオブロミンにも血管拡張作用があり、更にこの化合物が持続性を高めています。そのため、テオブロミン
は体温を上げるだけではなく、体温を高く維持し続ける事に寄与しているのです。

<ココアを飲むとどのぐらいの時間体温が維持される?>

では、ココアを飲んだ場合、体温維持はどのぐらい続くのでしょうか?

ある大学の生活栄養学科が18歳から24歳までの女子を対象に実験したところ、手首、指先といった末梢部位においては体温上昇の即効性
が見られ30分経過した後徐々に体温が低下していきました。一方で、腹、腰といった部位に関しては、即効性は無いものの、持続的に体温
が上昇し60分程度まで上昇した後に体温を維持し続けた、という結果が出ています。

このように、末梢部分でも30分程度体温上昇が続き、いわゆる体全体で見ると、ゆっくり温まり、温かいままであることが明らかになっています。

<体温維持以外のココアの効能とは>

これ以外にもココアを飲むことで動脈硬化予防、アレルギー予防、血圧降下作用など様々な効果があると言われています。これらはカカオポリ
フェノール、テオブロミン双方が持つ効果だと言われています。テオブロミンに関して言えば、近年まで利尿剤としても利用されていました。

このように、ココアは単に体を温めてくれるだけでなく、健康にも良い飲み物なのです。

<まとめ>

いかがでしたでしょうか。
温まりたい時の飲み物にも、効果が期待できるもの、それほど効果が期待できないものがあることがお判りいただけたかと思います。

まとめてみるとこのようになります。

・体を温める時に、いかに早く温まれるか、温かくなった後もその状態が持続するか意識する必要がある
・すぐに温まりたい時は生姜湯、甘酒を飲むと良い
・ずっと温まったままでいたい時はココアを飲むと良い
・飲み物ごとに温めてくれるための成分は違う
・ココアは体を温めてくれるのに適しているだけでなく、健康にとっても良い

寒くなったこの季節、その時々に応じて温かい飲み物をチョイスして、ポカポカしたいものですね。